スマホを閉じて、耳を開く。ふかわりょうさんに誘われて岐阜・水琴窟の旅へ

読書

最近、ふかわりょうさんのエッセイ『スマホを置いて旅したら』を読み終えました。

読み終えた瞬間、なんだか無性に「岐阜」へ行きたくなっています。それも、ただの観光ではなく、ふかわさんのようにスマホを家に置いて。

1. アルゴリズムからの脱却

私たちは普段、SNSの通知や地図アプリの最短ルートに縛られて生きています。でも、この本の中でふかわさんが見せてくれたのは、効率を捨てた先にある「偶然の出会い」の美しさでした。
台風で電車が止まっても、スマホで検索せずに駅員さんや地元の人に聞きながら目的地を目指す。その「もどかしさ」こそが、旅を冒険に変えてくれるのだと気づかされます。

2. 水琴窟の「音」に会いに

ふかわさんが旅の目的地の一つに選んだのが、美濃や郡上にある水琴窟(すいきんくつ)
地中に埋められた瓶に水が滴り、その反響音が琴のように響く日本庭園の仕掛け。この繊細な音を聴くためには、周囲の喧騒を忘れ、自分自身の呼吸すら静める必要があります。「水琴窟」という言葉を本を読んで初めて知ったのですが、過去訪れたことのある場所にもあるようで、もっと早く知っていたらと思わずにはいられませんでした。

  • 美濃:旧今井家住宅
    「うだつの上がる町並み」にあり、日本の音風景100選にも選ばれた美しい水琴窟があります。
  • 郡上:慈恩禅寺(荎草園)
    ふかわさんも訪れた、庭園と水琴窟の調べが溶け合う静寂の空間です。
  • 岐阜市:河原町付近
    古い町並みが残るエリアにも、ふかわさんが立ち寄った水琴窟が点在しています。

3. 予定のない、贅沢

次の角を曲がったら何があるのか。スマホがあれば1秒でわかる答えを、あえて歩いて探しに行く。
私も岐阜の川のせせらぎや、水琴窟のポチャンという一滴の音をきいてみたくなりました。

もう少し暖かくなったら「水琴窟」と「鮎料理」を目当てに岐阜へ旅に出てみようと思います。その時スマホはどうしようかな?

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